猟盤日記@Boon Coon その1
HMVのシリーズは昨日で終わり。
今日からは地元のフラミンゴ・レコードで手に入れたもの。
大阪のブーンクーン・レコードの委託販売です。
□Silver Morning / Kenny Rankin (♯1050)
みんなが大好きなケニー・ランキンの'74年のアルバム。
なんといっても数曲あるカバーが素晴らしい出来ですね。
「Blackbird」,「Penny Lane」は数あるビートルズのカバーの中でも最上の出来。インプレッションズの「People Get Ready」なんて,オリジナルのメッセージ色なんてどこに行ったの? ってな心地よさだし,バーデン・パウエルの「Birembau」はオリジナルよりもスマートな仕上がりだし・・・。
もちろんオリジナル曲もよし。
ボッサなタッチの「Haven't We Met」,ジャジーなスキャットがかっこいい「In The Name Of Love」,軽妙な「Catfish」・・どれもメロディメイカーとしての才能を示してくれます。
この人の場合,洗練されたアレンジ,透明感のある声がポイントですが,
ややもすると一本調子に聞こえてしまうもの。
随所にちりばめられたカバー曲がアクセントになって,このアルバムの質感を上げているようです。
今,日曜の7時前なんですが,こんな時間にピッタリの穏やかな雰囲気。