猟盤日記@Boon Coon その1

P5NEO2006-04-09



HMVのシリーズは昨日で終わり。
今日からは地元のフラミンゴ・レコードで手に入れたもの。
大阪のブーンクーン・レコードの委託販売です。


Silver Morning / Kenny Rankin (♯1050)

 
 みんなが大好きなケニー・ランキンの'74年のアルバム。
 なんといっても数曲あるカバーが素晴らしい出来ですね。
 「Blackbird」「Penny Lane」は数あるビートルズのカバーの中でも最上の出来。インプレッションズの「People Get Ready」なんて,オリジナルのメッセージ色なんてどこに行ったの? ってな心地よさだし,バーデン・パウエル「Birembau」はオリジナルよりもスマートな仕上がりだし・・・。
 

 もちろんオリジナル曲もよし。
 ボッサなタッチの「Haven't We Met」,ジャジースキャットがかっこいい「In The Name Of Love」,軽妙な「Catfish」・・どれもメロディメイカーとしての才能を示してくれます。

 
 この人の場合,洗練されたアレンジ,透明感のある声がポイントですが,
 ややもすると一本調子に聞こえてしまうもの。
 随所にちりばめられたカバー曲がアクセントになって,このアルバムの質感を上げているようです。

 
 今,日曜の7時前なんですが,こんな時間にピッタリの穏やかな雰囲気。