House Is Not A Home

P5NEO2007-09-18



土曜日の分の代休。
家で一人でゆっくりと休もうと目論んでいましたが、
私と同様に娘も息子も代休となっており、結局は家族全員が休み。
平日に家族全員が家でゴロゴロとしているものですから、
庭の手入れに来ていた庭師さんから、どう思われているだろうと心配になりました。


せっかくの代休なので、人間ドックで「要精検」となっていた肝臓を診てもらうために病院へ。
CT検査やエコー撮影など時間がかかった割に、結局は脂肪肝という結論。
運動の必要性と、食生活の改善を指摘されただけで終わってしまい、
待ち続けた6時間を返せと言いたくなる。
こういう時にipodがあったら・・と思うのですが。

それにしても160ギガって・・・。


行き帰りの車の中で聴いていたのは
Richard Nattoの『Not Just Another Pretty Face』('80 em)。

好事家にはおなじみのアルバム。
こういうアルバムをちゃんと掘り出してくれるところは、
さすがは日本が誇るemレコードですね。


同じ頃に発売されたBen Wattの『North Marine Drive』云々という評があるけど、
『North Marine Drive』にあった痛々しいほどの青さとか、ひんやりとした肌触りは感じられない。
もっと温かな、優しげなメロディ。
ロンドンとハワイの違いなんでしょうね。


曲によってはベースが入るモノもありますが、
基本的には彼が弾くガット・ギターによる弾き語りが中心。
もともとは相棒のデイヴ・トマとのデュオ・アルバムとして作られていたのだけど、
仲違いによってソロ・アルバムとしてリリースしたとのこと。

この弾き語りに趣味の良いコーラスがかぶさって、
もっともっと良いモノになったのではないかと思うと残念ですが、
コーラス抜きでも魅力が損なわれることは一切無いでしょう。
冒頭の4曲(「Bish's Hideaway」〜「Typical High School Romance」〜「Waited For Your Love」〜「Passin' Things」)が抜群によくて、病院で待たされたイライラを解消してくれました。


バカラックの「House Is Not A Home」のカバーも絶品です。