Use Me / Esther Phillips

P5NEO2007-07-25



たまにはブラック・ミュージックのことも書かないと、
というわけで、今聴いているのは

エスター・フィリップスの『Alone Again, Naturally』('71 Kudu)。


タイトル曲はギルバート・オサリバンのあの曲。
オリジナルのほのぼのした雰囲気を吹っ飛ばすようなシャープな仕上がりで、
フリーソウル・シーンで人気になったのも納得のアレンジ。
基本的にカバー曲ばかりなのだが、ビル・ウィザースの「Use Me」がもう最高にクールな仕上がり。
オリジナルも素晴らしいけど、このアレンジも負けていない。
オリジナルでも叩いていたバーナード・パーディのリム・ショット(カカッカッカッカカ!)
が堪能できるし、リズム・ギターもホーンも文句なし。


このエスター・フィリップス。
もともとジャズ畑の人として認知されていると思うが、
ソウルやゴスペルをルーツとして持っているように感じます。
コーネル・デュプリー、ゴードン・エドワーズ、エリック・ゲイル、
バーナード・パーディらがバックを務めているということもあって、
マリーナ・ショウが好きな人はきっと気に入るはず。