バレンタイン
ちょっと今頃という話になっちゃいますが・・。
私が担任しているのは中学3年生の30人のクラス。
なにしろ田舎の中学校ですから,都会の子供たちのように
派手な子はいません。純朴な子供たちばかり。
そんな田舎の学校にもバレンタイン・デーはやってきます。
ところが,男子生徒の中には,どう見てもチョコに縁がなさそうな子もチラホラ。
そこで一計を案じたんです。女子生徒と相談をしてクラスの男子全員の机に
チョコを忍ばせることにしたんです。もちろん女子生徒の手書きのメッセージ入り。
面白かったのは男子生徒の反応。
辺りを見回してから,もう一度机の中をそっと覗く者。
余裕をかましている者。
大騒ぎして,隣の生徒と比べる者
本命チョコと思いこみ,誰からのチョコなのか頭を悩ます者・・・・・etc.
家族以外からは生まれて初めてもらったという生徒や
うれしくて帰ってから母親に報告したという生徒もいました。
翌日,ちゃんと種明かしはしました。
それでも,もらった男子生徒にも笑顔が,送った側の女子生徒にも笑顔が広がった一日でした。
*現在のBGM □AVOCADO / AVOCADO (2004) 佐藤慶之助と中島靖雄の2人によるユニットとのこと。職場の同僚が貸してくれました。 Steely Danの「Deacon Blues」のまんまのアレンジで「はいからはくち」をカバーしてます。 他にも「Josie」のまんまの曲や,大滝詠一のサイダー路線の曲なんかも・・・。 憧れをそのままの形で音に表しているのは,微笑ましいとでも言うか, 明快なファン気質には潔ささえも感じます。