Till There Was You

P5NEO2004-12-05



久々に映画が見たくなり,レンタルしてきました。
もともと映画は大好きで若い頃はよく見ていたんです。
小難しい芸術映画もスタイリッシュなものも,サスペンスも,
歴史物も,戦争物も,ラヴコメも何でも好き。
そのあたり,音楽の方も何でも聴いているのと似ているかも知れません。
今日見たのは,肩が凝らない気楽なコメディ映画。


■ウエディング・シンガー('98 米)

ストーリーなんかはこんな感じ。

舞台は、まだ携帯電話もインターネットも恋の道具ではなかった1985年のアメリカ郊外。結婚パーティを盛り上げる“ウェディング・シンガー”のロビーが、新人ウェイトレスの女の子ジュリアと知り合うところから物語は始まる。互いに結婚を間近に控えた身と知ったふたりはたちまち意気投合、よき友人となった。だがロビーは、式の当日、花嫁の思わぬ裏切りにあい失意のどん底に。一方のジュリアも、婚約者の愛に確信が持てず、マリッジ・ブルー気味。そんなふたりの間に友情を越えた想いが芽生えていく。そしてジュリアの結婚式が一週間後に迫ったある日、ロビーは、彼女の婚約者がとんだ食わせ者だと知り・・・。

舞台が'85年,しかも結婚式などのパーティで歌うシンガーが主役ということで,懐かしい歌がたくさん登場する。

  • Do You Really Want To Hurt Me / Culture Club
  • Do You Believe In Love / Huey Lewis & The News
  • Rapper's Delight / Sugar Hill Gang
  • Ladies Night / Kool & The Gang
  • China Girl / David Bowie

BGMとして使われているものもあるんだけど,
主役のアダム・サンドラーが劇中で歌っていたり(けっこうヘタクソ)して,音楽好きにはたまらない映画。
その他,ホール&オーツ,ポリス,トンプソン・ツインズ,マドンナ,カジャグーグーなど,
'80年代に青春時代を過ごした者にとっては懐かしいばかり。
おそらく私と同じ年代のアメリカ人にしてみると,
単なる音楽と言うよりも当時の生活に密着した思い出の曲ばかりなんだろうな。
劇中にビリー・アイドルが本人役で出てきて(写真),重要な役回りをするところも楽しくなる。

やっぱりなんだかんだいって,見所はヒロイン役のドリュー・バリモア
彼女ってこんなに魅力的だったっけ? って思えるような彼女のための映画になっている。
たくましそうな二の腕や大きなオシリもなかなかいい感じ(笑)。


いろんな曲が登場するけど,一番好きなのはおばあちゃんが金婚式で歌う「Till There Was You」
(『With The Beatles』に入っていたあの曲)。
映画自体もこの曲のようにホッと和めるような良質な小品になっていると思います。
恋人同士,または仲のいい夫婦にオススメ。