リアルタイム更新
ここ数日、いくら遅く寝ても6時前に目が覚める。
老人の域に達してしまっているのか・・・。
おかげで時間は有効に使えるが、慢性寝不足である。
CSで「剣客商売」を見てから、音楽を聴く。
「剣客商売」を見ている段階で、すでに初老の資格は十分である。
■最近、デヴィッド・ラフィンのソロアルバムをまとめ買いしたので、
1枚ずつ聴くことにする。
まずは『My Whole World Ended』(’69 Motown)。
テンプスを辞めた直後の1stソロ。
唾が飛んできそうな歌い方。やはり最強のソウル・シンガーだ。
時折、意味もなく出る「ホォオオオオーーーー」というフェイクがイカシている。
■あまりにも濃い歌のため、1枚で断念。
次はローリング・ストーンズの『Black And Blue』(’76 Rolling Stones)。
このグループの良さがわかったのは二十歳過ぎてからだったことを思い出す。
それにしてもどん欲なグループだ。
「Hey Negrita」〜「Melody」と続くあたりがシビレル。
最後の「Crazy Mama」は王道のストーンズ節。
流行のレゲエを採り入れようと、最後はやはりこういうので決めるところが王者の風格。
■濃いのが続いたので、プリファブ・スプラウトの『Steve McQueen』(’85 Kitchenware)。
このアルバムを買ったのは二十歳の頃だったっけ?
聴くのはたぶん20年ぶりくらいのはず。
プリファブ・スプラウト、スタイル・カウンシル、アズテック・カメラ、EBTG・・・
当時はこんなのばっかり聴いていた気がする。
「When Love Breaks Down」はダントツに好きだが、「Hallelujah」の良さを確認。
高橋健太郎氏のライナーが載っている歌詞カードを覗いてみたら、
「When Love …」と「Hallelujah」のところに鉛筆で○が・・。
20年前も今も好みがかわっていないということか・・。
■ずいぶん涼しくなってきて、真昼以外はエアコンはいらなくなってきた。
小学校に入学以来、30数回目の夏休みももうすぐ終わる。
夏休みの過ごし方については、他の人たちの2倍以上のベテランなのに、
相変わらず過ごし方がヘタクソだ。
行く夏を惜しむ気分になり、そんな気分に似合う盤を探す。
で、かせきさいだぁ三の『かせきさいだぁ三』('96 Toys Factory)。
ちょっと前に「日本のロック・アルバム・ベスト25」という企画が流行っていたけど、
自分はこの『かせきさいだぁ三』は外せない(コレがロックかどうかは別の話)。
■ちょっと耳が疲れてきたので、唄ものを避けたい気分。
というわけで、家内(ピアノの講師をしている)のラックから物色してきた。
選んだのは『ドビュッシー・ピアノ名曲集』(ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク)。
日曜の午後に聴くにはピッタリのたおやかさ。
「ベルガマスク組曲」や「版画」の美しさは私の拙い力では表現できない。
家内もリストばかり弾いていないで、ラヴェルやドビュッシーも弾いてくれればいいのに。
■過ぎゆく夏を惜しむアルバム第二弾はどうにもベタなんだけど、
Beach Boysの『Summer Days(And Summer Nights)』('65 Capitol)。
ディランと並んで、このグループはほとんど手つかずの状態だったんだけど、
今年の夏に何枚か入手して、このアルバムと『Today』はよく聴いた。
なにしろジャケットが洒落ている。
(撮影時、風邪で休んだアルが映ってないというのが笑える)。
「Help Me Rhonda」〜「California Girls」〜「Let Him Run Wild」
のキラキラした流れが素敵だ。
もっと若い時期に出会えていたら、もっとワクワクして聴けたかも。
「この"Let Him Run Wild"って曲いいね」って言ってくれそうな女の子とドライヴしたりして・・
そんな妄想をしてしまう42歳。
■最近よく顔を出しているサイトで採りあげられていた『The Four Of Us』(’71 Reprise)。
あまり記憶にないのだから、たぶん数回しか聴いていないのだろう。
CD化されたのが’91年だから、16年ぶりくらいに聴くのか・・・。
自分にとってのフェイヴァリットは1に『Real Live』、
2に『Tarzana Kid』で、3、4、5が無いのだ。
で、久しぶりに聴いたらいきなりの歪んだギターの音。
4曲目の「Apple Hill」が流れてきて一安心。
ウォーキング・テンポの「We’ll See」とか。
ドミニカ〜ニュー・オーリンズ〜ミシシッピ〜ニュー・メキシコ〜コロラド〜ハリウッドと
舞台を移していくロード・ムーヴィーのような「The Four Of Us」。
ジョン・セバスチャンはこの曲がやりたかったんだろうな。
■そろそろ疲れてきた(笑)。
夜になって涼しくなってきたので、暑苦しいくらいの濃いものに戻る。
パーラメントの『The Clones Of Dr.Funkenstein』(’76 Casablanca)。
当時、P-Funk関連の音源がこれでもかとCD化されていて散在したものだった。
ヘッドホンで聴いているのだけど、意外に薄っぺらくてスッキリした音。
なんだか塩分控えめの野菜スープみたい。
もっと混沌としてたような記憶があったのだが・・・。
やっぱり『Earth Tour』にすれば良かったか。
それでも「Gamin’ On Ya」〜「Dr.Funkenstein」〜「Children Of Production」の流れはサイコー。
でもハイライトは「Do That Stuff」なのだ。ジェローム・ブレイリーのドラムの音がいい。
ラスト2曲のダルなたたずまいが日曜の夜にピッタリ。
■日本語が恋しくなってきたのでハナレグミの『音タイム』('02 EMI)。
この人の声は不思議な響きだ。スモーキーで温かい声。
「家族の風景」や「ナタリー」のようなフォーキーでダウナーな曲の方が似合う。
アルバムの最後の曲は「一日の終わりに」。
これで今日はさよなら 汗もよくかいたし
湯船につかったら ゆっくり眠ろう
忘れ物もしたけど 見つけたものもあるよ
ムダな時なんて 一日もないさ
出会った人たち 言葉をありがとう
名も無き人たち 風景をありがとう
これで今日はさよなら 汗もよくかいたし
湯船につかったら ゆっくり眠ろう
お後がよろしいようで・・・・