猟盤日記@HMV その9
スピナーズは若い頃に2枚組のベスト盤を買ってしまっていたので,今までこの盤を持っていなかったのです。なんせ6曲も重複していましたから。
前にも書いたことがありますが,同じフィリー・ソウルの系列でも,私は華麗なギャンブル&ハフの路線よりも,”黒いバカラック”と呼ばれたトム・ベル路線の方が好みなんです。ライトを反射してキラキラ光る黒ではなく,ツヤ消し塗装の黒のようですからね。
「I'll Be Around」,「Could It Be I'm Falling In Love」の2枚のNo.1ヒットと「One Of A Kind」や「Ghetto Child」のスマッシュ・ヒットが収められている大ヒットアルバム。
フィリー・ソウルの入門用としてはこれが筆頭に来るでしょうね。