こころ / 沢知恵

P5NEO2005-12-23



先日の息子の話に引き続いて、今日は中学1年生の娘の話。

幼い頃からキリスト教系の幼稚園に通ったこともあって、
洗礼はまだ受けてはいませんが、娘はクリスチャン(プロテスタント系)なんです。
毎週日曜日になると、妻とともに教会に礼拝に通っています。


明日は教会でキリスト生誕のミサがあるのですが、
そのミサで妻の伴奏にあわせて歌を披露するとのことで
毎晩、歌の練習しています。

その歌を選ぶ際に私が勧めたのが、沢知恵の「こころ」という曲。
歌詞を紹介すると、



わたしのこころは湖水です
どうぞ 漕いでお出でなさい
あなたの白い影を抱き
玉と砕けて 舟べりへ散りましょう


わたしのこころは灯火(ともしび)です
あの扉を閉めてください
あなたの綾衣の裾にふるへて
こころ静かに 燃えつきてあげましょう


わたしのこころは旅人です
あなたは笛をお吹きなさい
月の下に耳傾けて
こころ楽しく 夜を明かしましょう


わたしのこころは落ち葉です
しばし お庭にとどめてください
やがて風吹けば さすらい人
またもや あなたを離れましょう


ここで出てくる「あなた」とは、すなわちキリストのこと
この歌詞を書いたのが、沢知恵さんの祖父のキム・ドンミョンさん
(韓国の高名な詩人だとのこと)。
祖父の詩に曲をつけたのがこの「こころ」なのです。
沢知恵さんのご両親もキリスト教の牧師さんだとのことで、
深い信仰に裏打ちされた蒸留水のように澄んだメロディが素敵なのです。


娘の歌を教会のみなさんがどんなふうに聞いていただけるのか、
とても楽しみなんですよ。


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