グレートスタントマン(1978)

P5NEO2005-10-03


バート・レイノルズ主演のものは安心して見ていられるな。ストーリーが決まり切っているといえばその通りだし、どれを見てもバート・レイノルズ賛美の映画ばかりだし、玄人好みじゃないし・・・・欠点を挙げればきりがないのだろうけど。

フーパーは超一流のスタントマン。彼は”仕事を断ったことがない男”だが、最近は背骨の具合がよくなくてそろそろ引退を考えている。有望な若者スキー(ジャン・マイケル・ヴィンセント)も表れてきた。彼は最後に、長さ100mの峡谷を車(トランザム)で飛び越えるという命がけのスタントに挑戦するが・・・・。

どうです? もうラストシーンが目に浮かぶでしょう? 
そう、その通り、想像したとおりです。
このマンネリ具合がバート・レイノルズ、そして彼の盟友、ハル・ニーダムの持ち味ですね。恋人役はいつものようにサリー・フィールドだし(当時、実際にバートの恋人だった)・・・・・・。

寅さんや東映やくざ映画のように、こういう映画はいつもの通りというのが大切なところ。この映画を見てバート・レイノルズに憧れる男がたくさんいたんだろうな。


迫力満点のスタントのシーンもそれなりに面白かったのですが、飲み屋でのケンカのシーン(あり得ないだろう、って感じ)、高速道路をバック走行で55マイルで走っていくシーンなどが楽しめました。

それにしても、サリー・フィールドの田舎くさい姉ちゃんぶりは板についてますね。こんな映画を見ていると、後にオスカー女優になるなんて想像もつきません。