「新選組!」と「白い巨塔」

P5NEO2004-12-17

いささか旧聞に属しますが,先日「新選組!」が最終回を迎えました。
最初から最後まで見たのは,昭和57年の「峠の群像」以来。
「史実と違う」とか「軽すぎる」とか,とかく批判が多かったらしいのですが,
私はけっこう楽しめたんですよねぇ。
たしかに実際の近藤勇はもっと生臭い人物だったでしょうし,
あんなに高邁な理想を持っていなかったでしょう。


でもね,脚本家の三谷幸喜氏も公式HPでこんなふうに書いています。

「(前略)・・・・これをきっかけに新選組と幕末、日本の歴史というものに興味を持ってくれる子たちがいるというのが、すごくうれしいですね。」


これなんですよね。げんに,ふだんはほとんどTVを見ない中2の息子が,
この番組だけは毎週欠かさずに見ていました。
しかも,新選組に関する本を読み出したり,
同じNHKの「その時歴史は動いた」を時折見るようになったり。

実はこの私もそうだったんですよね。
歴史が好きになったきっかけは大河ドラマ(初めて見たのは昭和49年の「勝海舟」)。
そして今でも社会科を教えているわけです。

うちの長男もこれをきっかけに,教師になりたいって考えるようになるかも・・?
たぶん,来年の「源義経」も毎週見ることになるでしょうね。


またまた話は変わって,「白い巨塔」の総集編を見ました。
連続ドラマって一度見始めると,なんだかテレビに支配されている気がしていやなんです。
だから,本放送も見ていなかったんですが,この総集編は楽しめました。
総集編ゆえ,どうしても編集がぶつ切りになるのは仕方ないとはいえ,
続けてみることが出来ていたら,もっと面白かったんでしょうね。
次の放送が気になります。
ホラ,支配されてしまってる(笑)。

 ■現在のBGM

  Give Your Baby A Standing Ovation / Dells (1973)

  またまたデルズの登場。これは'73年の絶頂期のもの。
  マーヴィン・ジュニアのバリトンはホント渋すぎます。
  まったりとしたコクのある味。この味がわかるようになったらオッサンの仲間入り。