Chariot of Astral Light / Tommy Peltier feat. Judee Sill

P5NEO2007-07-11



結論から言うと、買わない方が良い。
どうせなら、『Live In London』を買った方が良いと思います。
"Featuring Judee Sill" って書いてあるから、共作をしたり、
一緒に歌ったりしていると勝手に想像していたんだけど、
肝心のJudee Sillは、数曲でほんのわずかにコーラスをつけるだけ。
一応ギターも弾いていたりするみたいだけど、特に聴くべきところはありません。


しかも、本盤の主役であるTommy Peltier が問題なんです。
もともとはジャズ・トランペッターだったらしいけど、ここではアシッド気味のフォークを歌ってます。
曲調は若干魅力に欠けるのはしかたないにせよ、その歌声がひどすぎる・・・。
例えて言うと、ニール・ヤングの歌い方をもっとツルっとさせて、
ろ紙でこしとったかのような味のない声。
もっとひどく言うと、鶏の首を絞めたら出てきそうな声なのです。


いくらジュディ・シルが好きだとはいっても、
この声に耐えながら、一瞬のコーラスを待つほどではありません。
ボーナスとして、彼女との共演のライヴがクイックタイム映像で
ついていますが・・・それも、まあ一回見れば十分といったところ。


資料的価値以外は無いと思います。
買おうかなと思っている人は、やめた方が良いと思いますよ。御免。