Chariot of Astral Light / Tommy Peltier feat. Judee Sill
結論から言うと、買わない方が良い。
どうせなら、『Live In London』を買った方が良いと思います。
"Featuring Judee Sill" って書いてあるから、共作をしたり、
一緒に歌ったりしていると勝手に想像していたんだけど、
肝心のJudee Sillは、数曲でほんのわずかにコーラスをつけるだけ。
一応ギターも弾いていたりするみたいだけど、特に聴くべきところはありません。
しかも、本盤の主役であるTommy Peltier が問題なんです。
もともとはジャズ・トランペッターだったらしいけど、ここではアシッド気味のフォークを歌ってます。
曲調は若干魅力に欠けるのはしかたないにせよ、その歌声がひどすぎる・・・。
例えて言うと、ニール・ヤングの歌い方をもっとツルっとさせて、
ろ紙でこしとったかのような味のない声。
もっとひどく言うと、鶏の首を絞めたら出てきそうな声なのです。
いくらジュディ・シルが好きだとはいっても、
この声に耐えながら、一瞬のコーラスを待つほどではありません。
ボーナスとして、彼女との共演のライヴがクイックタイム映像で
ついていますが・・・それも、まあ一回見れば十分といったところ。
資料的価値以外は無いと思います。
買おうかなと思っている人は、やめた方が良いと思いますよ。御免。