By The Time He Gets To Phoenix

P5NEO2004-09-07


ついに日本人初のNBAプレイヤーが誕生か?
田臥勇太フェニックス・サンズと入団契約を結んだとのこと。田臥はスーパー・ドライのCMに登場しているあの選手だと言えば,わかってもらえるだろう。

これって,野茂がドジャースに入団したことよりも大きな意味があること。ナカータがセリエAに移籍したのと同じくらいの大きな出来事だと思うんだけどね。

彼は中学3年生の頃から全国のバスケット・ファンが注目していたプレイヤー。なんてったって中3の頃には,進研ゼミ(現ベネッセ)のCMにパトリック・ユーイング(当時,マイケル・ジョーダンのライバル選手)と共演していたくらいだから。われわれバスケット・ファンは彼の中学時代,高校時代,アメリカ留学時代,スーパーリーグ時代,昨年のNBA挑戦と,ずっと注目し,応援してきた。

昨年もデンバー・ナゲッツのトライアウトを受けたのだが,最終的には12人の開幕ロースターに入れなかった経験がある。昨日のニュースでも複数年契約とは言いながら,まだまだ余談を許さない状況であろう。もし開幕ロースターに入ったとしても,出場の機会はそれほど多くないはずだ。サンズはこのオフにスティーヴ・ナッシュというオールスター・ポイント・ガードをFAで獲得しているし,ハワード・アイズリーというベテラン・ガードもいる。ポイント・ガードとしては3番目の選手だ。しかも173cmという身長は圧倒的に小さい。オフェンスはまだしも,ディフェンス面では相当苦労するはずだ。

まあ,不確定な要素はいっぱいあるんだけど,横浜で生まれた彼が能代,ハワイ,ロサンゼルス,フェニックスと一歩ずつNBAに近づいていった努力が報われてほしいものだ。11月3日,アトランタ・ホークスとの開幕ゲームに,フェニックスのジャージ姿の彼を見てください。